5年ぶりに来日をした米俳優のキアヌ・リーブスが18日、都内で主演映画『47RONIN』(12月6日公開)の記者会見に出席した。キアヌは、同作で共演した俳優・真田広之について「真田さんのような高度な技術を持った方と同じ舞台に立てたのは名誉なこと」と絶賛すると、「初対面のとき、この作品について『シンプルだけれど深いものがある』と言っていて、この言葉が僕の導き、指針となって支えてくれた」と感謝していた。
キアヌの言葉に照れ笑いを浮かべた真田は、「キアヌはいい意味で普通の人で、ビッグスターでありながらシャイで謙虚。自分に厳しくて人に優しくて、これは武道に通じるものがあるので、彼が演じた役にぴったり」と褒め称えると、キアヌは「技術面でも人間的にも素晴らしい人と仕事が出来ました。本当にありがとうございました」と改めて真田にお礼の言葉を述べた。
『忠臣蔵』を大胆にアレンジした同作は、非業の死を遂げた主君の敵を討つべく集まった47人の浪士と異端の混血のサムライが協力し、数々の試練を乗り越え決死の戦いに臨む姿を描く。会見にはそのほか、柴咲コウ、菊地凛子、浅野忠信、赤西仁、カール・リンシュ監督が出席した。