東急と東急レクリエーションは26日、東京・歌舞伎町(新宿区)の閉館した映画館「新宿ミラノ座」跡地に建設中の超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」を、2023年4月に開業すると発表した。
国内最大級のホテルとエンターテインメントを核とする複合施設で一般オフィスは入らない。コロナ禍で訪問客が減った繁華街での新たな観光を提案する。
高さ225メートル、地上48階、地下5階。延べ床面積は8万7400平方メートル。歌舞伎町エリアでは、新宿コマ劇場跡地の開発で15年に開業した新宿東宝ビル(130メートル)を上回る最高峰のビルとなる。
正面だけでなく左右のスクリーンにも映像が投影できる設備を備えた映画館「109シネマズプレミア新宿」、900席の大劇場「THEATER MILANO―Za」が入り、全国有数の大型映画館として知られた「ミラノ座」の記憶を継承した。地下は、1500人収容のライブハウス「Zepp Shinjuku(TOKYO)」となる。
18階から47階までの高層階にグレードの違う2つのホテルが入り、各エンタメ施設との連携した企画を展開する。(竹島勇)