柴咲は、ネオ/トーマス・アンダーソン役のキアヌ・リーブスと映画『47RONIN』(2013年)で実際に共演歴もあり、先日のイベント登壇時には、リモート生出演した彼との“再会”に感激した様子を見せていた。アフレコを終えた柴咲は、イベントで本作でのキアヌについて「神のようでした」と語っていたが、それぞれ出演者と吹き替え声優としての、画面越しの“再共演”にも注目が集まる。
また、今回演じたグウィンという役が「同僚」ということから、本作でのネオ/トーマス・アンダーソンが「会社員」という設定であることもうかがえる。さらに、過去作で幾度となくネオの前に立ちはだかったスミスが、本作では新キャストのジョナサン・グロフが演じビジネスマン風のルックで登場する。一体、なぜ、ネオは会社員としての生活を送っているのか? スミスの正体とは!? ぜひ柴咲が演じたグウィンにも注目しつつ、劇場で確かめてほしい。
柴咲は今回の吹き替え声優出演について、「『マトリックス』に関われるということがうれしくて、本当に光栄だなと思いました」といい、アフレコ収録時に観た一部の映像にも一瞬で引き込まれてしまったという。『マトリックス』の1作目についても、「バレットタイム」をはじめとしたアクションのインパクトを振り返りつつも、「何が虚像で、何が真実の世界なのかということを問いかけられた気がした」とコメント。
また、「私は夢をよく見るんですが、『もしかしたらあの夢の世界が現実かも!?』って、1作目の影響で思うようになりました」と、映画から受けた影響についても明かしており、柴咲の深い“マトリックス愛”がうかがえる。新章となる『マトリックス レザレクションズ』については、「期待は膨らんでしまいますが、どれが現実なのか吸い込まれてしまうような作品になっていると思います。アクションや見せ方が素晴らしいので、難しいことを取り扱っていながらも見やすい部分やスケールも楽しみにしています!」と、ファンならではの期待を語っている。